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ナイトガード(歯ぎしり用マウスピース)は保険で作れる?効果・費用・使い方・慣れるまでのポイントを歯科医が解説|みなみ歯科・矯正歯科

「寝ている間の歯ぎしりが気になる」
「朝起きると顎が疲れる」
「歯が欠けた、詰め物がよく外れる」
「歯医者でマウスピースを勧められたけど、本当に必要?」

こうした症状がある方に、歯科でご提案することがあるのがナイトガードです。
ナイトガードとは、主に就寝中に使うマウスピース型の装置で、歯ぎしりや食いしばりによる負担から、歯や顎を守る目的で使用します。

ただし、患者さんからはよく、
• 本当に効果があるの?
• 保険で作れるの?
• 市販のものと何が違うの?
• ずっと使わないといけないの?

といったご質問をいただきます。

この記事では、伊丹市で歯医者を探している方に向けて、ナイトガードとは何か、どんな人に向いているのか、保険適用の考え方、使い方、慣れるまでのコツ、よくある誤解まで、わかりやすく解説します。

ナイトガードとは?「歯ぎしりを止める装置」ではなく「歯を守る装置」

まず大切なのは、ナイトガードは歯ぎしりや食いしばりそのものを完全になくすための装置ではないということです。

ナイトガードの主な役割は、
• 歯のすり減りを防ぐ
• 歯が欠けたり割れたりするリスクを減らす
• 詰め物・被せ物へのダメージを和らげる
• 顎関節や周囲の筋肉への負担を軽減する

といった、“ダメージの受け皿になること”です。

たとえるなら、歯や顎を直接ぶつけ合う代わりに、間にクッションを入れて守るようなイメージです。

どんな人にナイトガードが勧められるの?

ナイトガードは、単に「歯ぎしりの音がする人」だけに必要なものではありません。
実際には、次のような方に向いています。

朝起きたときに顎がだるい・重い

起床時の顎の疲れは、就寝中の食いしばりや歯ぎしりのサインであることがあります。

歯がしみる・噛むと違和感がある

むし歯がないのにしみる場合、歯に過剰な力がかかっていることがあります。

詰め物や被せ物がよく外れる・欠ける

同じ場所の修復物が何度もトラブルを起こす場合、単なる接着の問題ではなく、力の問題が関係していることがあります。

歯がすり減ってきた

歯の先端が平らになっていたり、以前より短く見える場合は要注意です。

神経を取った歯が多い

神経を取った歯は割れやすくなることがあるため、守る意味でもナイトガードが役立つことがあります。

顎関節の違和感がある

顎がカクカクする、開けにくい、疲れやすいといった症状がある場合も、状態によっては検討します。

保険でナイトガードは作れる?

ここはとてもよく聞かれるポイントです。
結論として、症状や診断内容によっては保険診療で作製することがあります。

ただし、すべての「マウスピース」が保険というわけではなく、目的や治療内容によって扱いが異なります。
また、保険で作る場合も、単に「欲しいから作る」のではなく、歯ぎしり・食いしばり・顎関節への負担など、医学的な必要性を踏まえて判断されます。

そのため、まずは診察で、
• どんな症状があるか
• 歯や顎にどんな影響が出ているか
• ナイトガードが適しているか

を確認する流れになります。

市販のマウスピースと歯科のナイトガードの違い

ドラッグストアやネットでも、マウスピースのような製品を見かけることがあります。
では、歯科で作るナイトガードと何が違うのでしょうか。

歯科のナイトガード
• お口の型に合わせて作る
• 噛み合わせや歯列に合わせて調整できる
• 長く使うことを前提に設計しやすい
• 違和感や当たりを調整しやすい

市販品
• 既製品または簡易的な成形タイプが多い
• フィットが不十分なことがある
• 厚みや形が合わず、かえって違和感が強いことがある
• 噛み合わせへの影響が読みにくい

短期間の試用として考える方もいますが、長く使うものなら、お口に合ったものの方が安心です。

ナイトガードで期待できること

ナイトガードを使うと、すぐにすべての症状が消えるわけではありません。
ただし、次のような変化を感じる方は多いです。

歯のダメージ予防

歯のすり減りやヒビ、欠けを抑える助けになります。

顎の疲れの軽減

朝の顎の重さや筋肉の張りが軽くなることがあります。

修復物を守る

詰め物や被せ物に集中していた力を和らげることができます。

自分の食いしばりに気づける

装置に跡がつくことで、「自分は思った以上に噛んでいるんだ」と気づく方もいます。

ナイトガードを使っても「歯ぎしり自体」はなくならないの?

ここはよく誤解されるところです。
ナイトガードは、歯ぎしりの原因そのものを完全に消すものではありません。

たとえば、ストレス、姿勢、生活習慣、睡眠の質、日中の食いしばり癖などが背景にある場合、それ自体を装置だけでゼロにすることは難しいです。

そのため、ナイトガードは
「原因を取り除く装置」ではなく、「歯や顎を守りながら、悪化を防ぐ装置」
と理解するとわかりやすいです。

ナイトガードはどうやって作るの?

一般的な流れは次のようになります。

  1. 診察・状態確認

歯ぎしりや食いしばりのサイン、歯のすり減り、詰め物の状態、顎の動きなどを確認します。

  1. 型取り

お口の型を取って、歯列に合った装置を作ります。

  1. 装着・調整

完成したナイトガードを実際に入れて、当たり方や違和感を確認しながら調整します。

  1. 使い方の説明

装着時間、洗い方、保管方法などを確認します。

どのくらいで慣れる?最初は違和感がある?

最初の数日は、違和感を覚える方が少なくありません。
これは異常ではなく、口の中に新しい装置が入ることに体が慣れていないためです。

よくあるのは、
• 少し話しにくい感じ
• よだれが増えた感じ
• 異物感
• 朝起きたときに口の中が気になる感じ

といったものです。

ただ、多くの方は数日〜1、2週間ほどで慣れていくことが多いです。
もし痛みがある、特定の歯だけ強く当たる、外れやすいといった場合は、我慢せず調整した方が安心です。

ナイトガードの使い方とお手入れ

基本的には、就寝時に装着します。
日中にも強い食いしばりがある場合は、別の対応を考えることもありますが、一般的には夜間使用が中心です。

お手入れはシンプルで、
• 使用後は水で洗う
• 必要に応じてやさしく清掃する
• 高温を避ける
• 専用ケースなどで保管する

といったことが大切です。

熱いお湯を使うと変形の原因になることがあるため、そこは注意が必要です。

ナイトガードを作った方がいいのに、使わないとどうなる?

作っても使わないと、当然ながら歯や顎への負担は減りません。
特に歯ぎしり・食いしばりが強い方では、
• また歯が欠ける
• 修復物が外れる
• 顎がだるくなる
• 知覚過敏が長引く
• 歯のヒビが進行する

といったリスクが残ります。

ナイトガードは「作ること」より、継続して使えることが大切です。

ナイトガードだけで十分?日中の食いしばり対策も大切です

夜の歯ぎしりだけでなく、実は日中の食いしばりが大きく関係している方も多いです。
たとえば、
• パソコン作業中
• 運転中
• 家事に集中しているとき
• スマホを見ているとき
• 緊張しているとき

などに、上下の歯を接触させていることがあります。

本来、安静時の上下の歯は少し離れているのが自然です。
そのため、ナイトガードとあわせて、日中は
「唇は閉じる、歯は離す」
を意識することもとても重要です。

よくある質問

Q. ナイトガードは毎日使わないといけませんか?

症状や目的によりますが、歯ぎしり・食いしばりの影響が強い方では、継続して使う方が効果的です。

Q. 使っているうちに穴が開いたり、削れたりしますか?

あります。むしろそれは、装置が歯の代わりに力を受けて守っているサインでもあります。傷みが強い場合は作り替えや調整を検討します。

Q. ナイトガードをすると逆に噛みしめませんか?

そう感じる方もいますが、歯への直接的なダメージを減らす意味があります。違和感が強い場合は調整が必要です。

Q. 一度作ったら一生使えますか?

使い方や歯ぎしりの強さによって変わります。経年劣化や変形、削れがあれば見直しが必要です。

伊丹市で歯ぎしり・食いしばり、ナイトガードが気になる方へ

ナイトガードは、
歯ぎしりや食いしばりで傷み続ける歯や顎を、少しでも守るための現実的な方法です。

「朝の顎の疲れが気になる」
「歯が欠けたことがある」
「詰め物がよく外れる」
「保険で作れるか相談したい」
そんな方は、まず現在のお口の状態を確認することが大切です。

みなみ歯科・矯正歯科では、歯ぎしりの有無だけでなく、歯や噛み合わせ、これまでの治療歴も含めて総合的に確認し、ナイトガードが必要かどうかを一緒に考えていきます。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

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